2023.04.19
ボディメイク

筋トレをすると体が太くなるって本当?女性の方に知ってほしい「筋肉太り」が生じる原因を解説

男性に限らず、今は女性の方も筋トレをするのが当たり前になってきました。男性の場合はたくましい筋肉をつける目的で行うことが多いですが、女性の場合はそれを好まず、スリムな体型を目指すケースが一般的です。そのため、「筋肉がついて太く見えてしまったらどうしよう…」と悩んでしまう方も多いのではないでしょうか。

今回は、筋肉太りが生じる原因や効果的なトレーニング方法について解説しますので、お困りの方は参考にしてみてください。

女性が筋トレをしても太くなりにくいといわれている理由

くびれのある女性筋トレをすると、「男性のようなゴツゴツとした体になってしまう」と誤解している方は決して少なくありません。しかし、一般的な女性が行う筋トレであれば、それが原因で体が太くなることはほとんどありません。女性が筋トレをしてもそれほど太くならないといわれている理由として、主に以下のようなものが挙げられます。

● 筋肉を作る男性ホルモンが少ないため
● 女性ホルモンは脂肪を溜めやすいため
● 男女で筋肉量が異なるため

筋肉を作る男性ホルモンが少ない

筋肉を発達させる代表的なホルモンは、男性ホルモンとして知られる「テストステロン」です。テストステロンは男性に多く分泌されるため、男性が筋トレをするとたくましい体つきになります。一方、女性は分泌量が少ないため、一般的なトレーニングであれば、男性のようなたくましい体にはほとんどなりません。

脂肪を溜めやすい女性ホルモン

男性ホルモンと対をなすのは、女性に多く分泌される女性ホルモンの「エストロゲン」です。エストロゲンには、脂肪を溜め込み女性らしい体の丸みを作る作用があります。このホルモンの働きを考慮しても、男性のような体にはならないといえます。

男女で筋肉量が異なるため

男性と女性では、生物学的な筋肉量が異なります。一般的な女性の筋肉量は、上半身は男性の50%、下半身は70%程度とされています。このように筋肉量の絶対値が決まっているため、筋肉隆々な体になることはほぼないといわれているのです。

筋肉太りが起こる原因

バーベルをあげる女性女性が男性のようなゴツゴツとした体になることはほとんどありませんが、これまで「筋トレによって以前より太く見えるようになった」という経験をされている方も多いでしょう。その場合、考えられる原因は以下の2つです。

● 筋肉の間に脂肪がついている
● 筋肉が凝り固まっている

筋肉の間に脂肪がついている

筋肉太りの主な原因は、筋肉ではなく筋肉の間についた脂肪にあります。激しい運動で発達した筋肉に、脂肪が取り込まれることで太く見えてしまうのです。このような状態を改善させるには、特定の部位を鍛えるのではなく、全身の脂肪を燃焼させるアプローチが必要となります。

筋肉が凝り固まっている

長時間のデスクワークなどが原因で、筋肉が凝り固まり、筋肉太りのように見えるケースも少なくありません。筋肉や筋膜が固くなると、血液やリンパ液の巡りが悪くなって老廃物が溜まります。この場合、筋肉の凝りをほぐし、血流を促すことによって改善が可能です。

筋肉太りを防ぐのにおすすめの部位

「筋肉太りが心配…」という方は、ボディメイクを意識して鍛える部位を選んでみてください。ここからは、積極的に鍛えてほしい部位を紹介していきます。

● 内もも
● お尻
● 上腕三頭筋

内もも

内ももは、日常生活で使うことがほとんどない筋肉で、特にたるみやすい部位といわれています。前ももやふくらはぎに筋肉をつけたくないと考えている方は、内ももを鍛えると太もも全体が引き締まった印象になるためおすすめです。

お尻

お尻の筋肉を鍛えるとヒップアップ効果が得られるため、スタイルを整えたいと考えている方におすすめです。お尻も普段あまり使わない筋肉であり、さらに面積も大きいため鍛えるメリットが豊富にあります。

上腕三頭筋

上腕三頭筋は、多くの女性が気にしている二の腕にあたる部位です。腕の上側の上腕二頭筋は、重いものを持ち上げたり、買い物袋を持ったりする際に使うため、すでに鍛えられていることが多いです。一方、上腕三頭筋は使うことが少なく脂肪を蓄えやすいため、鍛えるとほっそりとした腕を手に入れられます。

筋トレと一緒に取り組んでほしい効果的なアプローチの方法

筋肉太りせず、ほっそりとしたボディを手に入れたいと考えている方は、以下に挙げる方法を実践することをおすすめします。

● マッサージ
● 姿勢の改善

マッサージ

筋トレによって疲労物質が溜まると、筋肉が凝り固まってしまうことがあります。トレーニング後にマッサージを行い、血流の改善に努めることで、筋肉太りを回避できます。

姿勢の改善

姿勢が悪いと使う筋肉に偏りが生じ、一部の筋肉だけが大きくなる場合があります。これを避けるためには、日頃の立ち方や歩き方が正しいかどうか、常に意識して行動することが重要です。

まとめ

一般的な筋トレであれば、女性が男性のようなゴツゴツとした体になることはほとんどありません。しかし、筋肉の間に脂肪がついていたり、一部の筋肉が偏って使われていたりすると、筋肉太りと呼ばれる状態になるケースはあります。筋トレで体が太くなるのが心配な場合は、プロのトレーナーの指導を受けたうえでトレーニングを行ってみてください。

「株式会社GOODSUNPLUS」では、本格的なトレーニングを開始する前に、「FMS」と呼ばれるテストを実施し、「柔軟性」「バランス」「筋肉」の3つの観点からお客様の身体能力をチェックいたします。また、体組成計を使用して脂肪・筋肉・骨といった体の構成を数値化し、必要に応じてトレーニングメニューを変えてまいりますので、初めての方も安心してお任せいただけます。経験豊富なトレーナーが丁寧にサポートいたしますので、ご用命の際はお気軽にご連絡ください。