2023.04.01
ボディメイク

筋トレ中はタバコをやめた方がいい?トレーニングに与える4つの影響とは

これから筋トレを始めようと思っている方の中には、喫煙者もいるでしょう。このとき気になるのはやはりタバコのことで、「よくわからないけど、やっぱりやめた方がいいの?」と不安になっている方も多いのではないでしょうか。

今回は、タバコが筋トレに与える影響について解説していきますので、気になる方はぜひチェックしてみてください。

タバコが体に与える影響は?

タバコを吸って苦しむ女性 そもそも、タバコを吸い続けることで体にどのような影響があるのでしょうか。

喫煙はさまざまな病気を引き起こす原因となり、特に有名なものとして「がん」が挙げられます。喫煙とがんの因果関係はすでに証明されており、以下のようながんが確認されています。

■肺がん
■口腔がん
■咽頭がん
■喉頭がん
■鼻腔がん
■副鼻腔がん
■食道がん
■胃がん
■肝臓がん
■膵臓がん
■膀胱がん
■子宮頸がん

また、タバコにはニコチンが含まれています。このニコチンは、化学物質としては毒物に指定されているほか、強い依存性があるため注意が必要です。

タバコが筋トレに与える4つの影響

タバコタバコは体に大きな健康被害をもたらします。ここからは、筋トレに関わってくる影響について見ていきましょう。

<タバコが筋トレに与える影響>
1.持久力が低下する
2.超回復の効果が弱まる
3.コルチゾールが分泌されて筋肉が分解される
4.筋トレに集中しにくくなる

持久力が低下する

タバコに含まれる有害物質のひとつが「一酸化炭素」です。この一酸化炭素が血液中のヘモグロビンと結合すると、酸素の供給が弱まって酸欠状態になります。適切な酸素の供給がされないと息切れを起こし、持久力が低下して本来のパフォーマンスを発揮できなくなります。

超回復の効果が弱まる

超回復とは、筋トレで損傷した筋線維が修復の際に増える現象のことです。筋トレから48〜72時間の休息を設けることで、効率的な筋力アップが期待できます。

しかし、タバコによって酸素の供給が低下すると、新陳代謝に時間がかかり、回復が遅くなってしまいます。筋肉をつけるどころか、いつまでも疲労が残りトレーニングを続けられなくなるケースも少なくありません。

また、怪我をしやすい体になる可能性もあります。タバコ1本につき、約25mgのビタミンCが消耗するといわれていますが、靭帯や骨の形成にはビタミンCが欠かせません。徐々に靭帯や骨が弱っていき、最終的に怪我をしやすい体になってしまうのです。

コルチゾールの分泌が促進されて筋肉が分解される

コルチゾールとは、体にストレスがかかったときに分泌されるホルモンのことです。コルチゾールは「ストレスホルモン」とも呼ばれており、喫煙によって分泌されます。困ったことに、このコルチゾールは筋肉を分解する作用があるのです。

筋トレに集中しにくくなる

先述したように、喫煙をすると酸素運搬がうまくできなくなり、酸欠状態になります。全身に酸素の供給ができないということは、脳も酸素が欠乏している状態です。そうすると集中力が低下してしまい、場合によっては怪我や事故が起きてしまうかもしれません。

また、タバコは中毒性があるため、吸えない時間が長くなると不快感を覚えます。タバコのことばかり考えてしまい、トレーニングに集中できなくなるケースも珍しくありません。

お酒と筋トレの関係は?

ビールを飲むマッチョな男性タバコと同様に、お酒も筋トレにさまざまな影響を及ぼします。飲酒をすると、タバコを吸ったときと同じようにコルチゾールが分泌されます。先述したように、コルチゾールは筋肉を分解する作用があるため、筋トレの効果を感じにくくなるのです。

また、アルコールによりテストステロンの分泌が減少していきます。テストステロンは「男性ホルモン」とも呼ばれており、筋肉をつくる役割があるため、飲酒は筋トレの効果を下げてしまう行為といえます。

なお、筋トレ直後の飲酒もNGです。筋トレ直後はアルコールの吸収スピードが速く、酔いやすくなります。どうしても飲みたくなってしまった場合、筋トレ後1〜2時間ほど空けてから飲むようにしましょう。

まとめ

今回は、タバコが筋トレに与える影響について解説しました。タバコは筋肉の分解や持久力の低下をもたらすため、できれば控えた方が無難です。喫煙によって得られるメリットは少ないため、喫煙者の方は禁煙にチャレンジすることも検討してみてください。

「株式会社GOODSUNPLUS」では、お客様一人ひとりの体の状態に合ったトレーニングを提供しております。鍛えたい部位を絞り、無駄な負荷をかけずにトレーニングをするため、運動が苦手な方も不安なく継続することが可能です。タバコやお酒のことをはじめ、日々の生活習慣に関するアドバイスも行っておりますので、ご用命の際はお気軽にお問い合わせください。