ダイエットにプロテインは必要ない?デメリットと効果的な飲み方
「プロテインを飲むと太るからダイエットに逆効果だ」という噂を聞いて、ダイエットにはプロテインが必要ないと思っている人もいるのではないでしょうか。
しかし、正しい知識を持ってプロテインを利用すれば、ダイエットの強い味方になってくれます。
この記事では、プロテインのメリット・デメリットや摂取する際の注意点を解説しているので、プロテインを使うか悩んでいる人は参考にしてみてください。
この記事を読むとわかること |
・プロテインを飲むことのメリット・デメリット ・プロテインを摂取するときの注意点 ・プロテインについての疑問を解消 |
ダイエットにプロテインは不要?プロテインを飲むメリット
「プロテインをわざわざ飲むメリットって何だろうか?」と疑問に思っている人もいるのではないでしょうか。
プロテインは、正しく使用するとダイエット中に不足しがちな栄養素を補えるため、ダイエットの強い味方になってくれます。
プロテインのメリット・デメリットや注意点を理解して、適切にプロテインを生活に取り入れられるようになりましょう。
プロテインを飲むことのメリット・デメリット
「プロテインを飲んで太ってしまうなら、ダイエット中はプロテインを飲まないほうがいいのではないか?」と思う人が多いでしょう。
しかし、プロテインを飲んで太ってしまうケースは、プロテイン以外の食事量が多いことが原因と考えられます。
まずは、プロテインのメリットとデメリットを紹介していくので、プロテインの特徴をしっかりと理解して、適切にダイエットに取り入れましょう。
プロテインを飲むメリット
プロテインを飲むメリットは、最適なタイミングでタンパク質を摂取できることにあります。
トレーニングや運動後の適切なタイミングでプロテインを摂取すれば、しなやかなメリハリのあるボディを目指せるでしょう。
そのほかにも、プロテインには以下のメリットがあります。
・最適なタイミングでタンパク質を摂取できる
・手軽にタンパク質を摂取できる
・筋肉量・基礎代謝の減少が防げる
・肌や髪、爪を良い状態に保てる
・満足感が得られる
最適なタイミングでタンパク質を摂取できる
プロテインはドリンクタイプや粉末タイプ、バータイプなど、様々な形状のものが販売されています。
利用するシーンによってプロテインを使い分けることで、適切なタイミングでタンパク質を摂取できて、ダイエットの強い味方になってくれるでしょう。
たとえば、外出時に小腹がすいたときにプロテインバーを摂取したり、運動後にプロテインドリンクを飲んだりするなど、生活に無理なくプロテインを取り入れる方法を考えてみましょう。
手軽にタンパク質を摂取できる
プロテインは、食事よりも手軽にタンパク質を摂取できます。
食事からプロテインを摂取する場合は、食材を調理して味付けをしてと多くのプロセスがあるため、普段自炊をしない人にはハードルが高いかもしれません。
しかしプロテインなら、飲み物に粉末を混ぜるだけでタンパク質をとれるので、普段料理をしない人でも簡単に利用できます。
筋肉量・基礎代謝の減少が防げる
ダイエット中は食事制限をする人が多いですが、食事制限をするとタンパク質量が減少するため筋肉も落ち、基礎代謝が低下します。
プロテインは食事で不足するタンパク質を補えるので、ダイエットを加速させてくれるでしょう。
タンパク質が不足することで起こるトラブルも防げるので、ダイエット中こそプロテインの摂取が大切です。
肌・髪・爪を良い状態に保てる
食事制限によってタンパク質量が減少すると、タンパク質を主成分としている肌・髪・爪がボロボロになってしまいます。
ダイエット中に肌のツヤがなくなったり、髪にコシがなくなったりした経験がある人もいるのではないでしょうか。
そのようなときにプロテインを摂取していれば、不足しているタンパク質が補えるので、肌や髪、爪を健康に保てます。
満足感が得られる
ダイエット中に甘いものを食べたくなってしまうこともありますよね。
多くのプロテインは、甘い味がついているので、間食として利用すると満足感が得られます。
また、タンパク質はお腹にたまり空腹を感じないので、ひもじい思いをせずにすむでしょう。
プロテインを飲むことのデメリット
プロテインには多くのメリットがあることがわかりましたが、デメリットも存在します。
プロテインを飲むと体重が増加する場合があるので、過剰摂取には注意が必要です。
ほかにも、プロテインには以下のデメリットが考えられます。
・過剰摂取による体重増加が起こる可能性がある
・腸内環境の悪化による便秘・下痢が起こる可能性がある
・腎臓・肝臓に負担がかかる
・海外製品には日本で危険視されている成分が含有していることがある
・尿路結石のリスクが上昇する
過剰摂取による体重増加が起こる可能性がある
プロテインを過剰摂取すると、カロリーオーバーになり体重が増加する可能性があるので注意が必要です。
また、プロテインを牛乳や豆乳で飲んでいる場合、牛乳や豆乳の脂肪分や糖質も一緒に摂取することになります。
タンパク質やカロリーだけでなく、糖質や脂質も過剰になってしまう可能性があるので、自分に合った摂取量を見極めましょう。
腸内環境の悪化による便秘・下痢が起こる可能性がある
日本人は体質的に乳糖の分解が苦手だったり、乳糖に耐性がなかったりする人が一定数いるため、ホエイプロテインを飲むとお腹の調子が悪くなる可能性があります。
乳糖不耐性症の人や動物性たんぱく質が苦手な人は、ソイプロテインやヘンププロテインなどの植物性プロテインを選びましょう。
また、タンパク質は腸内環境を悪化させることもあるので、便秘や下痢が起こりやすいといわれています。
プロテインを取るときは同時に腸活をするのがおすすめです。
腎臓・肝臓に負担がかかる
タンパク質を過剰摂取すると、身体にとって有害なアンモニアが生成されます。
体内でアンモニアがつくられると、肝臓や腎臓がアンモニアを分解・排出するために普段よりも負担がかかります。
この状態が続くと内臓疲労に繋がり、体調不良が起こる可能性があるので注意しましょう。
海外製品には日本で危険視されている成分が含有していることがある
海外製のプロテインやサプリメントには、日本では認められていない成分が配合されていることがあります。
日本人と海外の人では体質が大きく異なるので、成分表や口コミをチェックして問題がないか確認しましょう。
尿路結石のリスクが上昇する
ホエイプロテインやガゼインプロテインなどの動物性たんぱく質を摂取すると、体内のシュウ酸が増加します。
過剰なシュウ酸は尿に排出され、尿中のカルシウムと結びつき、結石となり尿管を詰まらせてしまうことがあります。
石ができやすい生活習慣や体質の人は、動物性たんぱく質の過剰摂取にならないように注意が必要です。
食事で十分なタンパク質を摂取できるならプロテインを飲む必要はない
食事で十分なタンパク質を摂取できている人は、無理にタンパク質を取り入れる必要はありません。
タンパク質はあくまで健康補助食品なので、プロテインを飲んだからといって薬のような大きな効果を感じることはないでしょう。
「食事制限によってタンパク質が不足している」、「トレーニング後にタンパク質を摂取して筋肉量を増やしたい」という人は、プロテインのメリット・デメリットを理解して上手に生活に取り入れてくださいね。
プロテインを摂取するときの注意点
プロテインのメリット・デメリットがわかったところで、「上手にプロテインを取り入れるにはどうしたらいいんだろうか」と悩んでいる人もいるでしょう。
そこで、プロテインを摂取するときの注意点を紹介します。
プロテインの注意点をよく理解して、自分に合った取り入れ方を見つけましょう。
・過剰摂取にならないように気をつける
・飲みやすいプロテインを見つける
・自分の身体に合ったプロテインを見つける
・食物繊維を意識して摂取する
・配合されている成分を確認する
・おいしいプロテインを探している人はネットの口コミもチェックしてみる
過剰摂取にならないように気をつける
プロテインを取り入れるときは、過剰摂取にならないように気を付けましょう。
タンパク質の摂取目安としては、男性は65g、女性は50gです。
ただしこのたんぱく質摂取量目安は大まかな指標で、体重や運動量によって異なります。
飲みやすいプロテインを見つける
プロテインはメーカーや商品ごとに味がことなり、人によってはケミカル臭が気になることがあるでしょう。
自分にとって飲みやすいプロテインを見つけると、プロテインを挫折せずに飲み続けられます。
記事の最後で、おすすめのプロテインをいくつか紹介しているので、参考にしてみてください。
自分の身体に合ったプロテインを見つける
プロテインの種類や添加物などの配合成分によっては、身体に合わないこともあります。
乳糖不耐症の人は植物性プロテインを選んだり、ガゼインプロテインを選んだりしてみるのがおすすめです。
ガゼインプロテインは動物性たんぱく質が含まれるプロテインですが、乳脂肪分が含まれないので動物性たんぱく質が苦手な人でも問題なく利用できる可能性があります。
食物繊維を意識して摂取する
プロテインを摂取していると、腸内環境が乱れて便秘になることがあります。
プロテインを常用しているときは、食物繊維や乳酸菌を取るなど、腸活を意識した食生活を心がけましょう。
食事だけで食物繊維を補うのが難しいというときは、難消化性デキストリンやオオバコを取り入れるのもおすすめです。
配合されている成分を確認する
プロテインを毎日摂取する人は、なるべく添加物が少ないものを選ぶのがおすすめです。
また、自分の苦手な成分が配合されていないか、海外製品の場合は日本未承認の成分が配合されていないかも確認しておきましょう。
おいしいプロテインを探している人はネットの口コミもチェックしてみる
とにかく飲みやすい、おいしいプロテインを知りたいという人は、ネットの口コミをチェックしてみましょう。
色々なメーカーからプロテインが販売されていますが、その中でも人気の高いプロテインは万人受けする商品が多いです。
プロテインについての疑問を解消
最後に、プロテインの悩みや疑問をまとめて解消していきます。
プロテインには色々なタイプがあるので、どのようなアイテムを選んだらいいのか悩んでしまいますよね。
プロテイン初心者の人は、気になる項目をチェックしてみてくださいね。
・ダイエット用プロテインや女性向けプロテインの違い
・運動をしなくてもプロテインを飲んでもいいのか?
・置き換えダイエットにプロテインを使用してもいいのか?
・減量用プロテインを飲むと痩せるのか?
・おいしいおすすめのプロテインが知りたい
ダイエット用プロテインや女性向けプロテインの違い
ダイエット用プロテインや女性向けプロテインと称している製品は、ソイプロテインを指す場合が多いです。
ソイプロテインは動物性プロテインよりも吸収がゆっくりなので、腹持ちがいいという特徴があります。
そのため、ダイエット中の間食や置き換えにおすすめされることが多いです。
運動をしなくてもプロテインを飲んでもいいのか?
「運動しないときにプロテインを飲んでも意味ないのではないか?」と思っている人がいますが、運動しないときにプロテインを飲んでも構いません。
プロテインはタンパク質を補うための健康補助食品です。
食事から十分なタンパク質が摂取できないときは、積極的にプロテインを飲んでタンパク質を補いましょう。
置き換えダイエットにプロテインを使用してもいいのか?
プロテインを置き換えダイエットに使用してもいいんだろうか?と疑問に思っている人もいますが、実際に多くの人が置き換えダイエットとしてプロテインを使用しています。
プロテインはタンパク質を速やかに吸収できるため、朝の栄養補給にぴったりです。
一緒に小さめのおにぎりやバナナなどの糖質をとると、より痩せやすい身体をつくれます。
減量用プロテインを飲むと痩せるのか?
「減量用のプロテインを飲むとやせるのか?」と疑問に思っている人もいるでしょう。
結論からいうと、減量用プロテインを飲んでも痩せることはありません。
減量用プロテインの多くはソイプロテインで、吸収が緩やかで腹持ちがいいためダイエット用プロテインとして販売されているケースが多いです。
おいしいおすすめのプロテインが知りたい
とにかくおいしいプロテインが飲みたい!という人が多いのではないでしょうか。
そこで、ネット上で人気のおいしいプロテインをいくつか紹介します。
気になるメーカーやフレーバーをチェックしてみてくださいね。
・ホエイプロテイン 激ウマチョコ風味/ビーレジェンド
・Gold Standard 100% ホエイ ダブルリッチチョコレート/オプティマムニュートリション
・ホエイプロテイン ミルクティー/マイプロテイン
・バルクス ホエイプロテイン チョコレート風味/VALX
ダイエット中は上手にプロテインを取り入れて美容と健康を維持するのがおすすめ
「ダイエット中にプロテインを飲むと太る」という噂がありますが、プロテインは上手に取り入れると、ダイエットだけでなく美容や健康を維持するのに大変役立ちます。
とくに、女性が気になる肌のハリやツヤを向上させることができるので、食事でタンパク質が不足しているときは、積極的にプロテインを取り入れましょう。